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発起人挨拶
はじめまして。中村すえこです。2009年に立ちあがった少年院出院者を支援する団体『セカンドチャンス!』に所属し活動しています。 セカンドチャンス!で活動しながら多くの少年と出会いました。 活動をしていく中で少年院に収容される少年は犯罪をした加害者ではありながら、その前に被害者であるケースが多くあるということ知りました。 現代の社会問題でもある虐待・ネグレクト・貧困・放任でなく放置に近い環境など。子どもを取り巻く環境は最悪な状態なことがほとんどです。 しかし、世間の人は加害者である少年が被害者であった事実などは知らず、少年院に収容されたことがある粗悪な子どもたちと言う印象しかもっていません。 そして、少年の未来の可能性などに期待はなく社会から追放したいとまで思う人もいるのも事実です。 でも「少年がどうして少年院に収容されることになったか?」という事件の背景にあった少年を取り巻く環境、 そして「少年院で学び新しいスタートをするのになぜ社会が大きな壁になっているのか」ということを知ってもらえば、きっと社会は変わると信じています。 この映画は社会を変えていくためにつくります。生きづらさを抱えている少年・少女を理解し、立ち直りを支援できる社会になることが一番の目的です。 具体的には、関係者はもちろんですが、学校などの教育関係と司法、福祉、教育を学ぶ人たち、また、一般の方にも多くみてもらいたいです。 そして、いま、まさに生き辛さを抱えている人に君は決してひとりじゃない。同じような経験をして頑張っている仲間もいることを伝えたい。 そして人は変われる、社会は変えられるということを多くの人に知ってもらいたいです。応援宜しくお願い致します。
― 中村すえこ 略歴 −
15才でレディース総長になるなど、自らの半生を綴った、「紫の青春 恋と喧嘩と特攻服」で2008年作家デビュー。 少年院出身者らによる、少年院出院者が出院後の社会復帰の支えになれるためのNPO法人セカンドチャンス!創設メンバーとなり、 自らも少年院出身者として、講演活動などを続け、その活動の様子がTBS「報道特集」他各メディアで特集が組まれる。 2011年5月「紫の青春 恋と喧嘩と特攻服」が「ハードライフ〜紫の青春 恋と喧嘩と特攻服〜」として映画化。
主な活動:【講演】 被害者・加害者が共に向かい合う社会とは?【主催:性を語る会(アーニ出版)】犯罪被害者と加害者、 社会を考える【主催:東洋大学HIRC】 非行少年にもっと弁護士を!リレートークシンポジウム(主催:日本弁護士連合会)  【執筆活動】「子供と法」(冊子 連載 /石井法律事務所)他、全国の少年院を慰問・講演中
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